不動産を高く売却するコツ

  • 2021年02月09日
  • 最終更新日: 2021年03月06日

個別要因にあわせた売却戦略

不動産の価格は、「周辺相場にどのような需要があるか?」「その不動産に特定の需要を満たすアピールポイントがあるか?」によって変わってきます。

たとえば、特定の学区の学校に子どもを通わせたいという需要が多い地域であれば、子ども部屋を含めた部屋数の多いファミリータイプの物件を求める需要があると考えられます。

都心エリアであれば、80㎡の広さでも1LDKや2LDKの間取が好まれる傾向が強いですが、郊外では同じ広さで3LDKや4LDKの間取が多くなります。

その他、郊外で駅から遠い地域であれば、複数台駐車できるような広めの駐車場が付いている物件に需要がある場合が多いです。

このように、自分の所有している不動産が、エリアの需要にマッチした特定の需要を満たしているようであれば、他の物件と差別化でき高く売却できる可能性があります。したがって、周辺の細かい需要と物件の特徴に合わせた売却戦略を練ることは、不動産を高く売却する方法の一つといえるでしょう。

弊社では査定段階で周辺相場を細かく分析し、物件の個別要因にあわせた売却戦略を練り、商品として物件の魅力をを最大限引き出せるようにアドバイスさせていただきます。

このコラムの執筆者

株式会社キューブ代表(宅地建物取引主任士・建築士)

杉山旬哉

実家が建設会社であったため、不動産業に興味があり大学在学中に「宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引主任士)」を取得する。
大学卒業後、新卒で埼玉県の不動産業者に約10年勤務。お客様が求める物件よりも会社の利益を優先するような不動産業界の旧態依然とした考え方ではいつか立ちいかなくなるだろうと思い、仕事に迷いが生じはじめる。
お客様に心から喜んでいただける物件を紹介するには、物件の調査・書類作成・税務相談・間取プランの作成等の知識が必要であると痛感し「建築士」を取得する。
お客様に豊かな生活と喜びを与えるためには営業力だけでなく物件の調査や書類作成能力が必要だと強く感じるようになり、銀行系不動産業者の三菱信不動産販売株式会社(現在の三菱UFJ不動産販売株式会社)へ転職し約10年勤務。成績優秀者として数多く表彰されるが、大手故の融通が利かない部分や、仕事に直結しない業務の多さに限界を感じ、自身で会社を設立することを決意する。
2016年4月株式会社キューブ、代表取締役に就任。日本の不動産の枠にとどまらず海外不動産の動向やコミュニケーションを学ぶため、カナダのバンクーバーへ留学。日本と海外不動産の売却方法の違いや中古住宅に対する価値観の違いについて深く学ぶ。
2018年に帰国後、リフォーム・リノベーションした中古不動産物件を中心に販売する。
現在は、地主のお客様からの不動産相談や、弁護士・税理士・司法書士等の士族の方からの紹介案件、また、一度お取引したお客様からのご紹介を中心に不動産事業を展開。