あなたはマンション派?戸建派?

  • 2021年02月27日
  • 最終更新日: 2021年03月06日

物件価格はどうやって決まるの?

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実際、都心部のマンションでは、新築時より中古の方が値段が高い物件が多くみられます。その理由は利便性やアドレスによるもので、その立地より良い物件が他にはないと買主が判断すれば、価格は上がり売却相場が形成されます。

ただし、全てのマンションが該当するわけではありません。駅からの利便性が高いタワーマンション等は新築時より高値で売却することも可能ですが、駅からの利便性が低く、世帯数の少ないマンションは苦戦する傾向にあります。世帯数の少ないマンションは管理費・修繕積立金等の費用が世帯数割になるため、ランニングコストが高額になることが多く敬遠されがちです。

このことから、売却しやすいという点で考えると都心部のタワーマンションに軍配があがるでしょう。ただしタワーマンションも注意が必要です。いつでも高値で売却できる訳ではなく、コロナのような外的要因に左右されることもあります。大規模修繕の時期を見据えてその前に売却する、近くにランドマーク的なマンションが建設される等の情報をキャッチしたら早めに売却することをおすすめします。

戸建の良さは部屋が広いことや駐車場がついていること(駐車場ありの場合)、庭があること等があげられます。売却しなければならない事情があれば築浅の方が高値で売却できますが、基本的には売却せず永住することをおすすめします。

このコラムの執筆者

株式会社キューブ代表(宅地建物取引主任士・建築士)

杉山旬哉

実家が建設会社であったため、不動産業に興味があり大学在学中に「宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引主任士)」を取得する。
大学卒業後、新卒で埼玉県の不動産業者に約10年勤務。お客様が求める物件よりも会社の利益を優先するような不動産業界の旧態依然とした考え方ではいつか立ちいかなくなるだろうと思い、仕事に迷いが生じはじめる。
お客様に心から喜んでいただける物件を紹介するには、物件の調査・書類作成・税務相談・間取プランの作成等の知識が必要であると痛感し「建築士」を取得する。
お客様に豊かな生活と喜びを与えるためには営業力だけでなく物件の調査や書類作成能力が必要だと強く感じるようになり、銀行系不動産業者の三菱信不動産販売株式会社(現在の三菱UFJ不動産販売株式会社)へ転職し約10年勤務。成績優秀者として数多く表彰されるが、大手故の融通が利かない部分や、仕事に直結しない業務の多さに限界を感じ、自身で会社を設立することを決意する。
2016年4月株式会社キューブ、代表取締役に就任。日本の不動産の枠にとどまらず海外不動産の動向やコミュニケーションを学ぶため、カナダのバンクーバーへ留学。日本と海外不動産の売却方法の違いや中古住宅に対する価値観の違いについて深く学ぶ。
2018年に帰国後、リフォーム・リノベーションした中古不動産物件を中心に販売する。
現在は、地主のお客様からの不動産相談や、弁護士・税理士・司法書士等の士族の方からの紹介案件、また、一度お取引したお客様からのご紹介を中心に不動産事業を展開。